井内将太郎
井内将太郎

唐津

井内将太郎が鮮やかなまくり差しを決めた/唐津全日本王者決定戦

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

3日目4Rは井内将太郎が3コースから鮮やかなまくり差し。頭を叩かれる格好になった宮地元輝は「あれ以上は踏み込めない。井内君がすばらしいターンをした」と勝者を称えた。会心のターンで2日目から2連勝とした井内は「最初に乗ってそんなに伸びなかったのでペラは叩いている。ターンはしやすくなっていますよ」。さすがに周年で出て行く足に仕上げるのは難しいが、ロスなく旋回できるのは大きなアドバンテージ。6号艇で臨んだ12Rは5着に敗れはしたが、実戦足は上位の一角だ。9月の尼崎周年に続くGI2節目は、ベスト18入りを強く意識できる足色を誇っている。

5Rは藤山翔大が3カドまくりで圧倒。2日目までは4、6、6着と苦戦していたが「あれしかできないですから」と、お家芸の「まくり」で舟券に貢献した。このところは調子を大きく落ちしているが、優勝歴のある当地は相性がいい水面。伸び仕様の調整のため着の出入りは激しくなるかもしれないが、スリット近辺は節一仕立て。

2日目まで伸びがさっぱりだった上野真之介は、8Rの1周2Mで長田頼宗を差し返して初勝利をゲット。このレース、上野はシリンダーケース、ピストン2個、リング4本の大整備を行っていたが「伸びがだいぶ良くなった。整備でこんなに変わるとは…。みんなが整備をする意味が分かりました」。予選最終日は得点率16位タイから浮上を目論むが、「勝負できる足」ときっぱり言い放った。