常滑
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松本晶恵が調整に手応え/常滑オールレディース
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チルトを下げるだけでこうも変わるのか。そう感じさせたのが3日目の松本晶恵だ。初日のイン逃げはS遅れながらもグッと伸びての押し切り。2日目は伸びてはいたが、ハンドルの向きの甘さが目に付いた。そこで2日目終了時点で、「チルトをマイナスに下げてみます」と松本晶が言った。するとどうだろう。3日目前半は3コースから全速戦を仕掛けようするも、2コースの武藤綾子が意表を突くツケマイ。松本晶はすぐに落として差しに切り替えたが、しっかり反応できていた。1着こそイン先マイした山川美由紀に譲ったが、BSはもう少しで届きそうな加速を見せて松本晶は2着入線。
そして、迎えた12Rは4カドから一気のまくりでシリーズ2勝目をゲット。同じレースの犬童千秋が、「私も足は悪くないのに、晶恵ちゃんには抵抗できる雰囲気がなかった」と脱帽した。このレースで松本晶が9号機のパワーを完全に引き出したと確信した。当の本人も、「ずっと合っていなかったけど、今が一番良かった。乗り心地も良かった。タイムが出てなくてどうか…と思ったけどレースに行ったら良かった。やっぱりエンジンはいいと思います」と満面の笑み。これで得点率も3位へジャンプアップ。準優1枠獲りも視野に捉えた。この9号機が仕上がった時の足は他の追随を許さない。このままV獲りの主役になっていくのではないか。