常滑
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F2の山下夏鈴がタッチスタートから強気のイン逃げ/常滑オールレディース
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初日は逃げの決まり手が8本。これが多いと見るか、少ないと見るかだが、記者間の話ではこんなにもインが強いとは…といったところだ。インが負けるような展開や、そんなシーンは何度かあった。それでも1マークを回ってみれば逃げが決まっているのだ。今節は女子レースとあって、当地とはなじみがない記者も何人かいる。その記者が言うには、「予想以上のイン水面ですね。これは予想の方向性を変えないといけない」と。女子レースゆえに握るセンターの選手に重い印を付けがちだが、当方も初日の印に少し反省している。
そんな中で8Rで逃げたのが山下夏鈴。スリットを通過してS判定中のランプが付いた。山下は1マーク先マイでBS逃げ態勢を築いた時にS正常のアナウンス。ドッキリヒヤヒヤだったが、初白星をマークした。「やばかった。前期F2してるので、この後に3ヶ月の休みがある」。そんな状態でこのタッチSはもはや常軌を逸していると言わざるを得ない。しかし、ここはどうしても逃げたかったと強い気持ちで臨んだらしい。「前半がズルズルと着を落として申し訳ないレースだった。だから絶対に逃げたかったけど、Sをいかないと逃げられないし。いく気でいきました」とうれしさとホッとひと息が入り混じった安堵の表情で話す。当然、こんな危ないレースをしたから気後れするかと思いきや、「明日からも勝ちたいのでSはいきます。でも、特訓をしっかりして準備して臨みたい」と強気なコメント。こういう選手が強くなっていく…そんなオーラを感じ取れたインタビューだった。