ボートレース浜名湖

浜名湖

山田祐也が人気に応えてV!!

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

「年度末謝恩!マンスリーBOATRACE杯」は23日、優勝戦が行われた。最終日序盤は右横風。終盤は追い風に変わったが、水面は穏やか。ダッシュ勢は8Rの亀本勇樹と11Rの土屋太朗の2勝だけ。スロー優勢の一日となった。

優勝戦も快速62号機を駆りシリーズを牽引した山田祐也のイン戦に人気が集中したが、スタート展示では6号艇の谷野錬志がピット離れで一気に飛び出して2コースまで潜り込み、進入は1623カド54の4対2。ダッシュに引いた5号艇・宇土泰就の気配が光り、波乱ムードが漂った。本番での谷野のピット離れは他艇と変わらず、4号艇の山室展弘と宇土が谷野をけん制。山室からダッシュに引き、進入は枠なり3対3に落ち着いた。

スリットでは5、6コースの宇土と谷野が他艇より半艇身出て、山室のヘコミに乗じて宇土が攻める。しかし3コースの秦英悟が握り返して行き場を阻まれ、イン山田が先マイに成功。谷野が2コースの市橋卓士と山室の間をこじ開けるようにまくり差して、バックストレッチでは山田、谷野の順で先行。2マークでは市橋が山室を先に回して差し返し、2周ホームも並走となったが、内有利に市橋が2周1Mを先に回り3着争いを制した。浜名湖の優勝戦は周年記念から5節続けて1号艇が敗れる波乱の決着だったが、久しぶりに白いカポックが先頭でゴール。昨年の最優秀新人・山田にとって今年初、通算3度目の優勝となった。2連単1-6は930円で4番人気、3連単1-6-2は2130円で6番人気。

山田は初日から「伸びがいいし、エンジンがいいですね」と62号機のパワーを実感。予選は4勝を挙げてトップ通過を果たしたが、「フライング1本持ちで、スタートを思い切って行けていない。この足ならもっと1着を取らないといけない」と反省の日々を送っていた。「前節のGⅡではターンで差を感じた。自分は調整力がまだまだなので、記念でも通用する旋回力をつけたい」と1Mは果敢に攻めていた。その積極策が時にアダとなって展開を逸するシーンもあったが、優勝戦の1Mは完ぺきなターンで他艇につけ入る隙を与えず、今節最良の結果を残した。次走は30日間のフライング休みを経て、4月28日からの地元・鳴門の第25回日本モーターボート選手会会長杯競走となる。今期は7点近い勝率をマークしており、A1昇格は目前。着実にレベルアップしている山田の今後の活躍に注目だ。