ドリーム戦は山田祐也が快勝！

「年度末謝恩！マンスリーBOATRACE杯」が開幕した。初日連勝を果たしたのは谷野錬志と新井英孝の2人。谷野は前節優勝の23号機を味方にレースを支配。「調整を外していても足はいいし、エンジンがいいですね」とゾーンの広さをアピール。「しっかりペラを合わせていきます」と更なるパワーアップを目指して調整を続ける。

新井は鋭い行き足を武器に格上を圧倒した。「直線がいいし、ターン回りも悪くない。ペラの微調整で行きます」と好感触。前節は地元の千葉真弥が連日格上を破って高配当を叩き出した37号機だけに、当然の結果ともいえるか。

初日のメインレース・ドリーム戦は山田祐也が5カドから伸びてイン山室展弘の抵抗をかわし、まくり差して1着。「前半(9R)はスタートを放ってしまったけど、伸びていったし、足はいいですね。スタートに集中していきます」とエンジンパワーを信頼してレースに集中。スリットを過ぎての加速感は秀逸で、今節の主役を奪いそうな予感だ。

市橋卓士はまくり差しを狙ったが2号艇の出畑孝典に阻まれ後退。それでも機力の手応えは掴んでいるようで「前検から新ペラ。それが良かったのかも。ギヤケースの異常も見つかって調整したら伸びはついていくし、ターン回りも悪くない。足はいいですよ」と、20号機の底力を引き出している。「ピット離れに不安があるけど、微調整でいけそうです」と市橋。初日は1、6着に終わったが、2日目以降の巻き返しが期待される。