平和島

“コロナ明け”の場内模様~平和島SGボートレースクラシック~

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思い返せば新型コロナが上陸して、史上初の『無観客SG』が行われたのが、この平和島で行われた第55回ボートレースクラシック。それから3年後の3月21日、ようやく最終日の入場制限が解かれた。今節はスタンドのいたる所に、「SG最終日の人数制限を撤廃いたします」という張り紙がしてある。その最終日を前に、少し本場の場内レポートをしておこう。

今節は、初日から来場者が多く、場内は大いににぎわっていた。オープニングセレモニーの選手紹介やドリーム戦メンバーのインタビューには、開始時刻前に平和島劇場の入口の方まで人だかり。東都のファンには、久しぶりのSG選手紹介だっただけに、待ちこがれていた感があふれていた。

その初日から感じていたのだが、とにかく若い層のファンが目立つ。平和島はもともと、関東5場の中では若いファンの多い場ではあるが、それにしても、コロナ前と“一変!”というほど若返っている。

この傾向は、初日だけではなく、4日目の日曜も20~30代と思われるファンが多くを占め、平日の5日目も同様だった。以前は平日となるとベテランファンが目立ったものだが、今節は全く違う光景になっている。

アバウトに「若いファン」と書いたが、とくに女性ファンの急増が目立っている。2マーク前などはむしろ、女性の方が多いほどだ。カップルはもちろんだが、女性だけのグループも多い。

そしてもうひとつ驚いたのは、外国人の観客が目立って増えていたことだ。これもまた、コロナ禍が明けてのインバウンドの影響か。中国・韓国系の人だけでなく、欧米系の人も相当数見かけた。

自分たちが食事をしている時も、すぐ後ろの席に座った3人組が外国人ファンで、会話は英語だが、時には「問題な~い!!」などと日本語も発していたし、スマホでオフィシャルWEBをずっとチェックしていた。

関係者に聞くと、羽田が近くて、品川あたりに宿をとる人が多くて、アクセスのいいこの平和島に来るのだとか。香港やシンガポール・台湾からの観光客が主流らしい。今度、チャンスがあったら、ボートレースのどこが魅力なのか、話を聞いてみたいところだ。