「全部の足が二重丸」の海野康志郎が5日目を連勝

ボートレース下関の海響ドリームナイター「九州スポーツ杯争奪戦 準優進出バトル」は30日、準優3個レースをメインに6日目を開催する。9Rは原田篤志、10Rは山口剛、11Rは海野康志郎の1号艇トリオを本命に推す。

5日目は準優進出戦が行われた。8Rは1号艇の原田がインから逃げたが、「苦しい。電気を換えてこっちの方が乗っている感じはいいけど、行き足になっていない。スリットで下がっている。電気を元に戻してギアをしてみる」と手応えはイマイチ。ボートの素性が悪いのかもしれない。

9Rは山口がイン逃げで圧勝。勝率のないエンジンだが、とても18％のエンジンとは思えないほど動いている。「出足は二重丸で行き足も問題ない。伸びられることもなかった。明日はどうなるか分からないけど、同じ気象条件だと思う。自分は回す調整の方が得意なんですよ」と笑顔で話していた。

10Rは予選2位の海野がイン逃げ快勝し、5日目は連勝でまとめた。「ペラは微調整しかしていない。全部の足が二重丸。スタートした後に余裕がある。レースに集中するだけ」とエンジンは仕上がっている。準優もきっちり逃げるだろう。

11Rは金子貴志が3コースからまくり差しで快勝。舟足節一の五反田忍はインで惜しくも2着に敗れ、77期同期コンビでワンツーとなった。五反田の連勝は5でストップしたが、今節6コースまくりを2回決めるなど伸びは節一。金子は「チルトをマイナスで調整して良かった。舟が向いてくれた。出足は元々いい。伸びは内枠に伸びられたし、出て行くことはない。出足を重視して調整する」と話していた。