鎌倉涼、喜井つかさが準優1枠を狙う/常滑オールレディース

2日目から怒濤の3連勝。3日目終了時点で得点率トップに立ったのは寺田千恵。「2日目ドリームで山下友貴ちゃんにつれていってもらった勘が残ってたから、ダッシュ乗ったいいSが行けました。2日目12Rと気温がだいぶ違うのでエンジンの音は割れてたけど、行き足も回り足もいい状態でいけました」とこの時点で調整面はバッチリ。ただ、4日目は気象が大きく変わる。「明日は天候が崩れるので、そのいい足がなくなってるかも(笑)。調整次第ですね」と低勝率機ゆえに一抹の不安は残る。それでも、引き出しの多い寺田ならしっかり合わせてレースに臨んでくるか。

細川裕子はオール2連対で得点率2位。連日、追い上げるレースが印象的だが、逆を言えば1Mで仕留めきれていない。「もう分からないですね…。出足なんかは悪くないと思うし、直線で下がることもない。自分との戦いです」と何か煮え切らない。3位はエース9号機を駆る松本晶恵。この3人は4日目に1号艇を残しているだけに、準優1枠争いの見通しは明るい。

それでも逆転準優1枠を狙うのが4位タイの鎌倉涼に喜井つかさ。鎌倉は、「いいところはないですね。足も乗り心地も今日は合ってなかった」と渋い表情。喜井は、「普通はありますよ。行き足がいいし、乗りやすいのがいい。しっかりターンもできました。ここに伸びがつくように調整していきたい」と4日目は4枠一回乗りを見据えて伸び勝負に出るか。6位タイは山川美由紀に山下友。「伸びは上がいますが、回り足がだいぶ上向いてますね。乗り心地も外してないし、中の上…かな」が山川。山下友も、「悪くはないけど、もう少しターン回りを良くしたい」と共に強力とまではいかない仕上がりか。

現在、ボーダー18位は木村詳子の6.33とやや高め。19位清水愛海や20位山下夏鈴ら、粋のいい若手が逆転準優入りへ目の色を変えてきそうだ。今まで以上に激しい攻防が繰り広げられるだろう。