松本晶恵がエース機を引き当てた/常滑オールレディース

現行エンジンはおよそ11ヶ月使用。大きく機力相場が変わることはない。ファンの皆さんもボートレースダービーで良かったエンジンは見ているはずだし、今節は多くの方が機力比較をしやすいだろう。

まずは注目エンジンを引いた選手を紹介していく。現エースと目される9号機は松本晶恵が引き当てた。「ペラはまだ見ていない。いいエンジンとは聞いているが、班の中では乗り心地を含めてよく分からなかった。明日乗ってからです」。どうにもお茶を濁された感じだが、近況の動きから上位にならないはずがない。初日は1枠1走と少々判断しづらいが、まずはしっかり結果を出すか。

その9号機の双璧なのが63号機。引いたのは永井聖美。「いいエンジンの雰囲気がありましたね。前回来た時も戸敷晃美さんが初優勝したエンジンを引いて、みんなからいいねって言われたけど、それより良さそうでしたよ。まだ、ペラを見てないので、調整を合わせたら楽しみですね」。前回は6号機で消化不良のシリーズだったが、2節続けてエース級のエンジンを引いて不発には終われない。

復活の兆しがあるのは元祖エース8号機。そう、ボートレースダービーで濱野谷憲吾が優出したエンジンだ。その8号機を手にした塩崎桐加は、「そのままで行ったけどめちゃめちゃ乗りやすい。前検でこれだけ乗りやすいことはなかなかない。起こし、行き足もいい」とコメント的には塩崎が一番か。この乗り心地なら塩崎らしい全速レースが期待できる。

その他では、特訓で良く見えたのが山下夏鈴に柴田百恵。山下は、「回転が上がっていて、Sが届く。手前の方が良さそう。早い時間帯のレースなら、ペラを叩いて行く」。ここから得意の伸び型にシフトしてきたら面白い足になりそうだ。柴田も、「気になるところもなくて、全体的に良さそうな感じがした。ちょっと回り過ぎてる感じはしたけど、乗り心地も悪くなかった」とOKサイン。そんな若手2人がシリーズを盛り上げてくれる予感がする。