琵琶湖
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当日気配に要注意/びわこ大賞
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当地で取材をしているとよく耳にすることがある。それは、エンジン勝率と前検練習の手応え、そして実際にレースに行っての反応、その3つが全然同じでないことに戸惑うという選手のコメントだ。当地のエンジンに関しては、中間整備によって急上昇するものも多く「数字(勝率)は信頼できない」という認識が選手間にもあるのだが、実際にレースして前日の手応えと違う反応を体感することで、調整の方向性などで戸惑う選手も少なくない。その一方で、数字のないエンジンを引いていまった選手が実際に走ってみて悲観する足ではないことでほっとした表情を見せる場合も多々ある。今回は山口剛、上田龍星の両者がまずまずの数字のエンジンで前検の手応えも「良し」としていたが、実戦では明らかに劣勢ムードだった。
また、前検では好反応だった女子の遠藤エミ、守屋美穂も実戦では目立つところがなかった。逆にエンジン勝率を跳ね返すパワーを実戦で披露したのが藤原啓史朗と中田竜太。特に前者のそれは初日全体でもトップ級の力強さだった。他にも深川真二、守田俊介、須藤博倫、上野真之介らが実戦で前検以上の気配を示した。
さて、週明けから近畿地方は次第に天気が崩れて行くとの予報も出ているが、2日目は初日とほぼ同じ晴れ予報ということで、エンジン相場に大きな変化はなさそうだが、当地のエンジンは調整が難しいので、1走ごとに展示からしっかり気配をチェックしたい。