近江翔吾が堂々の予選首位通過/多摩川ヤングダービー

「第9回ヤングダービー」4日目。予選終盤に、近江翔吾＆22号機がその底力を見せてきた。4日目は前半5Rをカド差しで勝利。後半はイン逃げでしっかり押し切った。4日目連勝で4連勝。「やることはやったので、後は宿舎に帰って休むくらい。(5日目の)時間がある時に少し気になる外周りの部分をやってみる」と、操作系にはまだ課題を持つ様子だが、レース足自体には納得の表情を見せる。得点7位から逆転しての得点率トップ。初日後半の6着を取り返して、王道のVロードへと巻き返してきた。準優は当然12R1枠に陣取る。

末永和也、羽野直也、澤田尚也らが外枠戦での上位着獲得に失敗したため、2位にも逆転劇。6R4枠戦をさばいて2着の中村日向が、2位に浮上。「近江さんにも、お前いい足してんなって言われたし、いい調整が出来ている。足は近江さんの次グループくらいまで出来ている感じ。自分がちゃんと出足と乗り心地の調整を出来れば、優出できそうな気はしていますよ」と機力アップにも自信あり気だ。兄弟子の竹田和哉が惜しくも予選落ちを喫してしまったが、その竹田の分まで準優11Rは奮戦を誓う。

3日目までトップだった末永は、10R6枠を6着に敗れてしまったが、貯金の分で3位には踏ん張った。ただ予選最終後は「大分気持ちは萎えました」と苦笑い。機力に関しては出足系の良さに依然自信もある様子。羽野、小池修平、関浩哉らドリーム組がそろって激戦の準優10R1枠とはなったが、ここを逃げて再度気持ちを盛り上げたいところだろう。