機力トップの鈴木博が優勝戦1号艇！

「遠鉄アタック」は3日間の予選が終了した。今節は優出ボーダーが8.60という超ハイレベルな争いに。優出6人はすべてA級(鈴木博と藤田靖弘は7月1日の新期からA2。そのほかはA1)と記念戦を思わせるメンバー構成となった。

優勝戦1号艇は鈴木。前検日から機力トップを維持し続け、唯一のオール2連対で堂々のトップ通過を果たした。しかし、初日から口にしていた「足はいいけど、ピット離れがあやしい」の症状が改善されていないため、優出を決めた時点で「ペラを叩かないといけなくなった」と。予選の3日間はチルトの選択で対応し、「足なら0度の方が一番いいけどね」と理想を言うものの、「2号艇より外ならピット離れつけて1つでも内を狙う」と鳥飼眞が宣言しており、足重視とは言っていられない。「スタートの足は気にならない」とスリット近辺に不満がないなら、とにかくピット離れを強化させてイン死守だ。

地元勢は坪井康晴と藤田。坪井は「自分の調整をしてから」着実に機力を上向かせており、「ギヤケースをやって2日目よりはいい」と仕上がりには納得。ただ「鈴木さんが伸びている感じ」と直線に関しては劣勢だけに「展開を突きたい」と4カドから逆転優勝を狙う。藤田は「最近、自分が乗れてない」と不調だったが、今節は連日躍動感ある走りでオール3連対。「序盤にペラをちょこちょこやってからは、ほぼ何もしていません。バランスが良くて今節の中では中堅上位。かったるさはないし、特にターン回りがいいですね」と久しぶりの好走に復活の手ごたえをも掴んだようだ。優勝戦は6号艇だが、1M混戦となれば自慢の回り足で突破し、V争いを演じても不思議はない。