
多摩川
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ヤングダービーのドリーム戦は、原則として選考勝率上位ベスト6が出場します。SGやGIで活躍している選手です。特集番組なども放送されるので、知名度の高い選手です。本来なら優勝を期待される選手です。しかし、過去8回の大会で、ドリーム戦に出場して優勝したのは4選手だけです。予選通過は当然のように思われますが、6名全員で準優出したのは第5回の浜名湖だけで、少なかったのは三国の2名です。平均して4名です。4名ということは、2名予選落ちするわけで、その選手は舟券の期待を裏切ります。モーター抽選や初日のレースで「勝てないドリーム組」を見つければ、高配当を手にすることができます。
準優に関しては、1号艇にドリーム組がいれば軸艇信頼になります。しかし、中枠、外枠だと、舟券の信頼度は落ちると考えた方が良いでしょう。いかにして勝つドリーム組、負けるドリーム組を見つけるかがヤングダービーの舟券作戦です。
見つけ方は初日のレース内容です。パワーアップの技術を持ち合わせていないので、ターンで競り負ける選手は見切りの対象です。ドリーム戦のレース内容が重要です。
●今期(5月以降)スタートの早い選手
選手名 平均スタート 平均発順 優出 優回
石丸海渡(香川) 0.12 2.4番目 3回 2回
中村桃佳(香川) 0.12 2.6番目 5回 2回
倉持莉々(東京) 0.12 2.3番目 3回 1回
野中一平(愛知) 0.12 2.3番目 2日 1回 ※F1
●今期(5月以降)スタートの遅い選手
選手名 平均スタート 平均発順 優出 優回
渡邉優美(福岡) 0.17 3.3番目 2回 0回
中川りな(福岡) 0.17 3.2番目 0回 0回
高田ひかる(福岡) 0.17 3.4番目 4回 1回
加藤翔馬(兵庫) 0.17 3.6番目 5回 2回
山下流心(広島) 0.17 4.0番目 0回 0回 ※F1
SGだと平均スタートがコンマ15以内の選手がほとんどです。ところがヤングダービーだとコンマ17の選手がいます。女子選手は、コンマ12とコンマ17がいます。もし、2つのタイプの選手が同じレースで走ることがあれば、スタートは不揃いになります。オール女子も組めますが、連日というわけにはいきません。男女混合戦になったときはスリット隊形をイメージしてください。少しでも「中ヘコミ」が想定できるようなら、「スタートの遅い外側がまくる」「まくりの外は宝の山」の格言が生きます。
●最優秀新人
羽野直也(17年)、大山千広(18年)、宮之原輝紀(19年)、前田篤哉(20年)、畑田汰一(21年)
●養成所チャンピオン
中田達也(113期)、野中一平(116期)、小池修平(117期)、板橋侑我(静岡)、澤田尚也(121期)、末永和也(124期)
「最優秀新人になった選手は、特別戦で優勝する」というジンクスがあります。全員というわけではありませんが、高い確率でSGやGIで優勝しています。羽野、大山がすでに特別レースで優勝しています。19年以降の選手から優勝者が出る可能性は十分です。 養成所チャンピオンに関しては、戦いのレベルが違うので当てににはなりません。素質のある選手と思っておけば十分です。養成所よりもデビュー後の成績の方が大切です。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。
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