江戸川

旬レーサー 4468 大池佑来(東京・35歳)

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江戸川の外枠でも死角なし

初優勝が2010年8月の江戸川でした。デビュー2年11ヶ月目です。GI初優勝は2021年10月の江戸川周年でした。江戸川ボート推薦のスター候補性にも選ばれています。出身は神奈川ですが、大池にとって江戸川はホームプールです。全国を対象にした通算勝率が6.13に対して、江戸川の通算勝率は6.68もあります。優出26回で優勝は7回です。江戸川を走る時の大池は評価を上げておかなければなりません。

最近の江戸川は、6場所連続優出中で、3場所前には周年記念で優勝しています。注目しておきたいのは外枠の成績です。5コースからまくり差しで着を取るシーンが多く、6コースだと追い上げてきます。   過去3年間の江戸川のコース別成績を調べると、5コースは13走して、1着3回、2着4回、3着2回、3連率は69%です。6コースは10走して、1着2回、2着0回、3着6回、3連率80%もあります。江戸川を走る時の大池は何コースからでも上位着が取れる選手です。

江戸川で良い流れを作り、SGへ

「前期は勝率が取れず、ちょっと苦しみました。去年の最後のほうは悪くなかったけど、今年に入ってからはモーター出しがちょっとズレていて。A1級キープは絶対条件だと思って走っていましたが、本当にクリアすることができて良かったです。苦戦した原因は、大きなレースでモーターの引きが悪かった所ですね(苦笑)。

SGではまだ予選突破ができていませんので、たとえ勝率を下げても、SGとかGIとかで思い切った勝負がしたいなと思っています。江戸川は通算出走回数が断トツで多いし、今年もSGメモリアルに選んでもらって、やっぱり江戸川を走る時は頑張らないとっていう気持ちになります。だから去年11月の周年で初めてGI優勝することができて、嬉しかったですね。

江戸川は6連続優出中で、3連続Vもありました。走り慣れている分、コースに応じた考えもできているので、他の人より少しアドバンテージがあるのかなと思います。江戸川の施行者さんには、地元スターに選んでもらったり、今もずっとメモリアルに選んでもらっています。その浜名湖メモリアル前の大会だし、江戸川で良い流れを作りたいですね」(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヶ月) 逃げ…10回 まくり…1回 まくり差し…4回 差し…2回 抜き…1回

※出場予定…GⅡ江戸川634杯=7月26日~31日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。