レース足の良さも際立つ山田康二が優勝戦の絶好枠！

準優の一発目は、インが敗れる波乱。カドからスタートを決めてまくった須藤博倫を、5コースの島村隆幸がまくり差して捕らえる展開に。ただ島村は舟足がイマイチで、須藤が2M差し返して逆転。人気を集めた栗城匠は6着大敗となり、3連単4-5-2は3万円を超える配当となった。勝った須藤は、伸び寄りの調整がハマって結果が出た。優勝戦は3枠となり、攻められる位置。スタートも行けており、再び波乱を演出することができるか。島村は優勝戦も5枠となったが、勝つには足の上積みが必要そう。

準優11Rは一転して人気決着に。イン板橋侑我がトップスタートタイからの逃げ切りを決めて、10Rで敗れた同期・栗城の無念を晴らす形に。改めて出足系の良さを示しており、操縦性や乗り心地もいいなら、優勝戦2枠からでも好勝負が可能。2着争いは西村拓也が安達裕樹を振り切って決着。西村も出足を中心に実戦向きの足になっている。ただ、優勝戦は4枠となり、伸び寄りの調整を試す可能性を示唆。うまく調整ができれば、カド一発が怖い。

最後の優勝戦は4カドの是澤孝宏がまくりを敢行も、無念のフライングに散った。イン山田康二はまくりを食らったが、うまく立て直して1着ゴール。7勝目を挙げて流れは抜群。レース足の良さも際立っている。優勝戦1枠なら、簡単には負けない。逃げて2度目のGⅡ制覇の期待が懸かる。2着に入ったのは桑島和宏。2日目に転覆があって予選突破は難しいと思われたが、18番目で滑り込んで準優に滑り込む強運ぶりを発揮して、石渡鉄兵に競り勝っての優出。ファイナルも再び6枠だが、リズムはいいだけに、軽視はできない存在だ。