舟券が外れ外れて人間不信

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5月1日の三国は追い風8m、波高8cmのやや荒れ気味の水面でしたが、配当の方はもっと荒れていました。初日に加えて期始めということもあってスタートが不揃いでした。6Rから4レース連続万穴を含め、6本も万舟が出ました。GW開催はSGで走っている選手の里帰り戦で本命決着が多いはずですが、結果は反対でした。

連続して万舟が出ると、舟券を買う側は、何を信じて良いかわからなくなります。前期フライング2本の選手だから1コースからの逃げはないだろうと思っていると、楽に逃げて万舟です。次のレースは実力上位が1号艇にいるから逃げ信頼かと思うと、簡単にまくられて着外です。舟券が連続して外れると、選手に対する不信感が生まれてきます。さらに外れ続けると、自分の思考がおかしいのではないかと思うようになります。選手も自分も信じられない人間不信に陥ります。そうしたことを防ぐ方法は、舟券を当てるしかありません。しかし、負のスパイラルに入ってしまうと、いくらあがいてもダメです。休むしかありません。不信感が生まれそうになったら、早めに休んで下さい。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。