隠れフライング持ちで横一線のスタートが崩れる

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期始めの4コースのまくりが増える理由の一つが、隠れフライング持ちです。前期末にフライングした選手でも1本なら30日のフライング休みを消化することになりますが、2本のフライングをした選手は、1本目の休みを消化している選手は60日、消化していなければ90日も休まなくてはなりません。

級別審査基準はA1級が90走以上、A2級は70走以上、B1級が50走以上と決められています。B1級ならクリアできても、A1級は厳しくなります。まず、フライング休みを消化してからという気持ちになるものです。

隠れフライング持ちは、専門紙なら必ず載っています。スポーツ新聞でも最近は載せるようになってきました。期始めの舟券作戦で必ずチェックしておきたいデータです。隠れフライング持ちがいると、スタートの横一線が崩れるので、まくりやまくり差しが決まりやすくなります。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。