唐津
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通算100Vを決めた濱野谷憲吾がGP初制覇にも意欲!/唐津全日本王者決定戦
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ボートレース唐津で開催されていたGI「全日本王者決定戦 開設70周年記念」。初日の12R「ドリーム1st」は、シリンダーケース、キャリアボデー、ピストン2個、リング2本のアッと驚く大整備を行った峰竜太がイン逃げ。地元の特別戦初制覇へ向けて好スタートを切り、「エンジンは出ている。負けるのはない」と機力にも自信を見せていた。
2日目12R「ドリーム2nd」は1号艇に組まれていた石野貴之が初日にFを切ったため、代わって1号艇には白井英治が登場。その白井がインから白星を挙げたが「バックで伸びられたね」と、舟足には不安をこぼしていた。
2日目以降も安定ペースの峰と弟子の安河内将が躍進。自慢の行き足を駆使して安河内は予選を2位で通過した。大会連覇がかかる山田康二は6位、7月のGⅡMB大賞Vの山口剛もベスト18入りを果たした。
準優勝戦では濱野谷憲吾と峰は逃げに成功したが、安河内は伸び節一の菅章哉にまくられて大敗。優勝戦の1号艇は峰がゲットし、準優12Rで師匠・峰とワンツーを決めた山田康は5号艇で優出した。
追い風が弱まった中で行われた優勝戦は、5コースからチルト3度でまくりを狙った菅がプラス02のF。「スタートは全速でしたが、あんなに早いとは…」とガックリ肩を落としていた。菅がF退きして、バックでは内から濱野谷、峰、吉田拡郎がほぼ並走状態に。そこから1周2マークを先マイした濱野谷が混戦から抜け出して、当地周年初、区切りの通算100Vも達成した。
濱野谷は11月8日に50歳の誕生日を迎えるが、40代最後の年に躍動。5月は芦屋のSGオールスターで準優勝。9月は常滑と当地周年でGIV。賞金ランクは7位から4位へ浮上した。「SG初優出、24場制覇、周年で100V。唐津は何かあるのかな」と不思議な縁を感じている。また、今年の賞金は8999万5000円となり「GPの2ndステージを狙いたい」とGP初制覇にも意欲を見せていた。
優勝者コメント・濱野谷憲吾
「まさか優勝するとは思わなかった。相手が菅だったからね。菅がFだというのはすぐに分かった。バックは拡郎が少し伸びていたが、2マークを先に回れば何とかなると思っていた。ただ、後ろは峰。植木通彦さんに追いかけられているようで気が抜けなかった。2周2Mを回った後に優勝だと思った。GPは2ndステージから行きたい。GPの優勝戦は1号艇が2度あるけど、2度とも負けている。もう何年も走れないと思うので、1度は獲りたいですね」。