前回大会の覇者・山田康二が貫録の白星スタート！/唐津全日本王者決定戦

ボートレース唐津ではGI「全日本王者決定戦 開設70周年記念」が25日に幕を開けた。オープニングレースの1号艇に起用されたのは、前回覇者の山田康二。地元の意地もあって負けられない一戦となったが、山田はインからトップスタートを放つと1マークを先マイ。2コースだった高倉和士に差しを許してしまったものの、1周2マークで冷静に差し返して逆転勝利を飾った。3号艇で臨んだ後半8Rは4着。道中は着を落とすシーンもあったが、「スリットは少し余裕があった。バランスが取れて、強いて言えば回り足がいいのかな。乗りやすさとかはしっかりしている」と生命線のグリップは許容範囲。2日目12R「ドリーム2nd」は大外枠とはいえ、軽視は出来ない。

今節は下出卓矢と菅章哉の伸びのスペシャリストが参戦。さっそく3Rで6号艇だった下出はチルト2度。4Rで4号艇だった菅はマックスのチルト3度で登場した。下出は6コースから抜け出すまでは行かなかったが、3着で舟券に貢献。「6枠が終わったので、2日目からはマイナスの調整にする。バランスよく仕上げたい」とエンジン本体も悪くなさそうで、枠に対応する自在駆けで予選突破を目指す。

菅は松尾拓と古結宏がFに散った4Rで4着。好発進とは行かなかったが、「チルト3度の前半はスタートを放ったけど伸びた。2日目は5枠なのでチルトは3度で行くと思う」と求める伸びは来ている。2日目の9Rこそ大外一撃を決めたい。

ドリーム2ndの出走表はこちら 唐津12R