
下関
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ボートレース下関で開催中のプレミアムGI「第10回ヤングダービー」は21日、3日目が行われた。初日はインが10勝。2日目も同じく10勝。3日目は1Rで5メートルの向い風が吹くなど、水面は荒れ気味。風は次第に追い風に変わり、スタートが難しい状況となって、1コースは8勝を挙げた。
1RではFを2本持つ原田才一郎が2コースからまくり、GI初勝利。「まだ回転不足だけど、上積みはできている。行き足、ターン回りが極端に悪かったけど、そこがだいぶ来て、直線はいい人には行かれるけど普通。もう少し回り足を煮詰めないと」と足は中堅下位で上とは差がありそう。
2Rでは尾上雅也が3コースからまくり、原田と同じくGI初1着。「みんなが水神祭をしていたので、自分も今節できればいいな~くらいの感じでした。でも、勝てて良かったです。足は悪くないし、中の上あればなって感じですかね。後半は豊田健士郎さんに行かれる感じはあったけど、板橋侑我さんにはやられるって感じはなかった」と話した。
3Rでは1号艇の竹下大樹が大澤風葵に競り勝って1着ゴール。3レース続けてGI水神祭となった。「1着が取れて、気持ち的には楽になりましたね。これで明日にもつながったので頑張りたい。足はいい。ただ、回転の上がりが気になった。そのぶん、大澤選手にも1Mで差されたと思う。足は伸び寄りで中堅上位は十分にある。あとは手前の部分がくれば上位と言えるかな」と手応えを語った。
3日目に4人目のGI初勝利を挙げたのは前田翔。「そんなに緊張しなかった。全くしないことはないけど、集中してレースに行けました」と話した。舟足については「悪くはないけど、合い切っていない。全部が中堅で、抜けた部分はない。バランスを取って、乗り心地重視の調整でいきたい」とコメントした。
これで、GI未勝利は岡部大輝と上田健太のみとなった。岡部は3日目1Rで1号艇だったが、チャンスをものにできず。繰り上がり出場の上田は予選期間中に1号艇が回って来ない。インに入れるのは5日目か。
勝負駆けに挑む選手の中で注目したいのは井上一輝で、ヤングダービーは今回が最後となる。「チルト0に跳ねて、ペラも少し叩いた。足は良くなっている。風がある割にターンも返ってきたし、グリップもしていた。いい方向に行っている。勝負駆けになってしまったけど、勝負できる足にはもってこれた。しっかり頑張ります」と奮闘を誓った。
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