「スタートはだいたい勘通り」入海馨がGI初優勝に王手！/下関ヤングダービー

ボートレース下関のプレミアムGI「第10回ヤングダービー」は24日が最終日。第12Rで優勝戦が行われる。

5日目は準優勝戦が行われた。9Rは2号艇の小池修平が差しを決めて快勝。1号艇の新開航は惜しくも2着だったが、GI初優出を果たした。パワフルな舟足をアピールした小池は「一番いいのはターンのスムーズさ。ロスがまったくない」と回った後の押しが強力。新開は「GI初優出でうれしいです。そろそろGIの優勝戦に乗りたかった。一つ目標が達成できた」とホッとしていた。

4号艇の野中一平はカドからコンマ00のタッチスタートを決めたが、まくれず5着。「スタートは全速です、集中していたので。行き足はいいけど出足、回り足が準優に入ると鈍かった」と肩を落とした。宮之原輝紀は大外から3着に入る走りを見せた。「ペラをやって満足の仕上がりでした。今節の中なら一番良かった。自分の中では納得です」とペラに正解が出た様子だ。

10Rは全艇スロー起こしとなった。100メートル付近から仕掛けた上條暢嵩がビシッとスタート決めて逃げ切り快勝。2、3着争いは関浩哉、原田才一郎、仲谷颯仁、井上忠政でもつれたが、関がスピードターンで競り勝ち2着。ヤングダービーラストイヤーで優勝を狙う上條は「本当にバランスが取れて、ターン回り中心に上位だと思う。直線もいいと思う」とコメント。狙うのは優勝だけか。ヤングダービー2度目の優勝を目指す関は「足は中堅上位。スタートはすごく集中できている。質のいいのが行けている。優勝戦に乗れてホッとしている。5枠なら可能性はなくはない。いいイメージで行けそう」と話した。

11Rは入海馨がイン逃げで快勝。松山将吾が2周1Mで高橋竜矢を逆転して2着に入った。優勝戦1号艇をゲットした入海は「ターンが一番いい。つながりがいい。風は気にならない。スタートはだいたい勘通り。スタートはもうちょっと頑張りたい」とコメント。2度目のGI優出を決めた松山は「同期の井上一輝君、小池君にペラを教えてもらって、そこから一気に流れが良くなった」と同期に感謝していた。

優勝戦は1号艇をゲットした入海がV最短だ。

優勝戦の出走表はこちら 下関12R