下関
下関
【PGI事前情報】2強は関浩哉と新開航!/下関ヤングダービー
{{ good_count }}
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。
『2強』の戦績は抜けている
今年のトライアル・東西ヤング戦は、ごく順当に収まった。
イースタンヤングは関浩哉。既に第5回ヤングダービーを制しており、それ以降も優出の常連に。昨年のメモリアル以降、SGを1年間皆勤(5節連続で予選突破)。GIは既に7回の優出でV2、昨年5月の津70周年を圧勝している。選考期間内の勝率も1位だ。
ウエスタンヤングの覇者は新開航。こちらは昨年、7月の芦屋MB大賞(GⅡ)をはじめV10、さらに最多勝利の表彰も受けた。この両者が『2強』と目されることに、まず異論はないだろう。
勝率7.00以上の『対抗』群
選出順位並びに勝率でも7位までが対抗グループだ。
吉田裕平と高橋竜矢は、10月のダービーでSG初出場が決まった。高橋は5000番台ではただひとりの出場者となる。
5位の仲谷颯仁のキャリアは、今回の出場者の中でトップ級。SG出場歴は17年のGPシリーズにさかのぼり、18年2月には九州地区選優勝も遂げている。そして6位の大山千広も既にレディースチャンピオンの覇者。ここまでの6人がドリーム戦に選ばれている。
7位の中村日向は、今春の話題を独占した。四国地区選を制して、5000番台として初めてSGの舞台に進んだことは記憶に新しい。
意地を見せたい地元の両雄
勝率が7点を割る選手であっても、GI優勝歴やSG出場歴がある選手もいる。中でも上條暢嵩は、19年に今回の舞台となる下関でダイヤモンドカップを制し、昨年3月にはクラシックで準優勝に迫っている。宮之原輝紀もGI優出歴は4回を数えるし、栗城匠は平和島、板橋侑我は浜名湖と、地元周年を制覇している。また高田ひかるはイースタンヤングで準優勝。津周年でも準優勝と大健闘したように、混合戦でも成績が落ちない。
おおよそ20位ぐらいから下の伏兵級にも、注目したい選手は何人かいる。地元からは佐々木完太と井本昌也が参戦。佐々木は昨年、大村でMB誕生祭(GⅡ)を制して自信をつけた。井本は新期初のA1に昇級。勢いと地の利はある。
常滑の前田3兄弟の揃い踏みも話題だが、大駆けの期待をしたいのは畑田汰一。ツボにはまれば大敵を連破する瞬発力を秘めている。
ルーキー戦を勝ちまくる定松勇樹!
昨年はまだ、新開航・吉田裕平・豊田健士郎・小池修平ら、いわばこのシリーズでは“銘柄級”の優勝が目立った。しかし今年の春頃からは、中村日向に定松勇樹、さらに大澤風葵や原田才一郎と、5000番台の新顔の優勝が増えてきた。
中でも最大の注目は定松だ。昨年9月の下関ルーキー戦で4コースからまくってデビュー初優勝。それも内3艇がゼロ台を決めていながらの豪快な握りマイだった。さらに今年に入っても2回、7月にも優勝を加えており、その勝負強さは急激に増している。
なおこの期間のルーキーシリーズで20走以上した選手の勝率ランキングを作ると、①吉田裕平、②豊田健士郎、③新開航、④定松勇樹、⑤原田才一郎、⑥宮之原輝紀がベスト6。とくに吉田の勝率は8.61にも達し、44戦して3着以下はわずかに2回だけ。また豊田の1着率は55%を超え、回収率も253%と驚異の数字。舟券的な魅力も非常に高い。
過去9回の優勝戦から見える傾向は
これまでの過去9回の優勝戦メンバーは下の表6の通り。第1回には峰竜太や桐生順平も出ていた。第2回以降の8大会では、第7回を除けばいずれもイン逃げで決着している。同じプレミアムGIのレディースチャンピオンやマスターズチャンピオンと比べると、堅い決着が多かった。ただ配当的には、3桁は一度しかなくて中穴配当が多い。無理筋のイン外しよりも、「インからひとひねりして…」という舟券作戦が本線かも!?
今年の出場者では、7年前の第4回で早くも仲谷颯仁が準優勝している。仲谷は昨年も優出しており、優勝は悲願だ。
第5回では関浩哉が、デビュー初優勝をこのタイトルで演じている。関はその後も2回優出しており、今年のV候補一番手だ。またこの年、大山千広が女子選手として唯一の優出を記録している。