毒島誠
毒島誠

琵琶湖

毒島誠が万舟券を演出/琵琶湖BBCトーナメント

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終始晴れた初日とはガラリと変わって、2日目は朝から霧がかかる水面コンディションに。しかし3レース頃からはその霧も薄れて、初日同様に良好な条件のもと、艇界唯一のトーナメントGIが行われた。

3日目も2日目同様に、風は穏やかで雨時々曇りといった予報だが、気になるのは最低気温が2日目よりも6℃ほど高くなる点。出場メンバーは、経験値豊富な記念クラスが集結しており、多少の変化には直ぐに対応してくるとは思うが、初日、2日目とは条件が変わりそうな午前中辺りのレースでは、思わぬ誤算で足下をすくわれるレーサーもいるかもしれない。特にスロー勢の回転不足による起こし遅れには注意が必要か。

初日はインが9勝、そして2日目も8勝とイン優勢の流れとなったが、本来ならばインがもう1勝を加算していたかもしれないのが、準々決勝戦の第11Rだ。インから先行した深谷知博を、2周1マークで毒島誠が逆転している。前半レースでも5コースから強烈なまくり差しで突き抜け、2日目唯一となる万舟券を提供。準々決勝戦を走り終えたあとには「道中は進みすぎているくらい」と本人も仕上がりには満足な表情を見せた。

またトーナメントを勝ち上がることはできなかったが、関浩哉も現場では評判の仕上がりで、今節は群馬勢が調整で当たりをつかんでいるか。ここまで目立たない同支部の椎名豊も、ガラリと好転があるかもしれない。