荒天のため中止順延

強風のため1日順延となったGⅢ「長府製作所杯」は24日、準優3番をメインに5日目を開催する。優勝戦は25日に行われる。9Rは鈴木勝博のFで準優1号艇が転がり込んできた佐々木和伸の逃げが中心。当地は2連続優出中で相性がいい。「前半は起こしで鳴いてしまった。ターンでフワフワする感じもあったし、瞬間的な部分で合っていなかった。微調整が失敗でしたね。やり直す。足自体はいい。合えばターン回りがいい部類」と話した。当地連続優出を「3」に伸ばす。

10Rは予選3位の井上一輝が1号艇を獲得。予選のイン戦で逃げていないのが少し気がかりだが、今度こそ逃げて人気に応えるか。「3日目は良くなかったけど、前半は合わせられたと思う。行き足、グリップが良かった。合った状態なら中間速もいい。2コースが得意ではないので準優は1号艇で良かったですね」と話していた。

11Rは予選を首位でクリアした松村敏が不動の軸。エンジンの仕上がりは抜群ではないが、インから持ち味のスタート力を発揮して押し切る。「足は中堅くらい。着ほどの感じではなくて、こぢんまりとまとまっている。乗り心地はまあまあ。そこは気に入っている。風もあったけど、起こしで初めてブルが入ったりした。スタートも3日目までよりはしづらかった」と。インなら逃げ十分だ。

準優に乗れなかったメンバーの中では佐藤駿介、出畑孝典、山一鉄也、林祐介、下河誉史は準優組が相手でも十分レースできる舟足で、佐藤は4日目にAランク機の前原大道に競り勝った。レース足は抜群に良かった。出畑は「ちょっと合わせるのが遅かったが、どっちの足も中の上で問題ない」とペラに正解を出している様子だった。