竹田辰也がドリーム戦をイン逃げで制す

海響ドリームナイターのGⅢ「長府製作所杯」は19日に初日が開幕した。連勝選手は不在で、ドリーム戦をイン逃げで制した竹田辰也が2連対の船出とした。「ペラはそのままで進んでますね。直線はいい。ターンは一瞬鈍い時があるけど向いてしまえば問題ない。これで行けそう。いいと思います」と足は中の上くらいか。インの強さは相変わらずだ。

下出卓矢はいつもの出て行く伸びではないが、ドリーム戦は道中で松村敏を逆転して2着に入り、レース足はまずまずか。「エンジンは大したことない。伸びでやられることはないけど物足りない。調整を完璧にしていきたい」とコメントしていた。

ドリーム組ではスタート後に下がっていた高倉和士の足が気になる。「スリット付近は持つけど、出足、行き足、回り足がない。進んでいない。いいハンドルを切ったけど舟が全く向かない。整備も考える」と少しでも上積みが欲しい。

鈴木勝博と井上一輝は中の上くらいで足は問題ない。鈴木はペラを自分の形に叩き、ある程度納得の足。井上は行き足から伸びを求めて調整。「反応があった。展示タイムは良かったけど伸びは水摩敦選手の方が良さそう。行き足がいい。乗りづらさがあるけど、今節は足重視で行く」としていた。

舟足がパワフルなのはAランク機の前原大道で「レース足が良かった。直線は佐々木和伸選手の方がいいかな。トータルで中堅より少しいい。いいエンジンなので上位に仕上げたいけどこれは壊したくないので少しずつ良くなれば」とコメント。正木聖賢は2年ぶりのFで賞典除外となった。