井内将太郎がGI初白星/尼崎センプルカップ

予選が終わったがその前にトピックス。5Rで井内将太郎が逃げてGI初白星。水面に豪快に放り込まれたが意外と冷静な表情で「嬉しいですね。自分の中では遅かったけどこれからも一生懸命走るだけです」とコメント。これからの記念戦でもどんどん爪跡を残してもらいたい。

準優18人が決まった。準優好枠組は別記記載で、ピットレポートは穴っぽい選手を探したい。まず10Rでは松田祐季。今節はずっと不満を口にしていたが「4日目後半が一番良かったね。悪かった舟の向きも直った」と、松田の生命線とも言える乗り心地や掛かりがアップ。これは勝負どころで浮上の期待。11Rからは萩原秀人。4日目は1，3着で見事な勝負駆けに成功したが「レース足がいいね。Sもそれなりに格好つけて行けたかな」とコメントにも余裕が出てきた。思えば手にするモーターは直前節の優勝機。勝負運のあるモーターで準優もご注目。12Rでは西村拓也に注目。4日目は2コース差し切りで勝負駆け成功。レース後は「最近にはないくらい、舟足の調整が上手くできたと思う」と自画自賛。1号艇の稲田浩二は強烈だが、2着で優出切符パターンは十分あるはず。

一般戦も少し触れておきたい。竹田辰也は勝負駆けでまさかの大敗。それでも「伸びは上位級レベルでいい」と断言。最終日まで追い続ける価値はある。寺田祥も「やっと良くなった。伸び落ちずに回り足がきたし、本来のモーターパワーを引き出せた」と安堵の表情。4日目までは未勝利だが、ここからのチャージに期待したい。