稲田浩二

尼崎

稲田浩二が地元記念初V/尼崎センプルカップ

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GI「尼崎センプルカップ(開設70周年記念)」最終日。まずは選抜戦から。10Rは白井英治がインから力強く逃げて準優リベンジを果たす。11Rは石野貴之が5コースから見事なまくり差しで万舟券提供。前半も逃げて白星で最終日連勝。5日目までは未勝利だったが最後は帳尻を合わせるように連勝とはさすが。

さて注目の優勝戦。進入は枠なり3対3。スリットで主導権を奪ったのはスロー勢。篠崎仁志がコンマ08のトップSを決めるが、インの稲田浩二もコンマ14のSで伸び返し気味に先マイを譲らず。隙を見せない完璧なターンで、ガッチリ押し切って即決V。篠崎仁が鋭角に差してくるが僅かに舟が浮いて流れ気味に。その隙を見逃さず桐生順平が差し込んで、その二人の間に椎名豊がまくり差しで切り込む形に。バックはこの三人でほぼ併走状態となるが、2マークは内有利に桐生が先手を奪ってここで2着確保。椎名は渾身差しで迫るが一歩及ばず3着まで。西村拓也はまくり差しを狙うが差し場は空かず見せ場なし。松田祐季は最内を突くがコース遠く終始後方のまま。

優勝した稲田は通算44度目、今年3度目、当地通算では11度目、GI3度目で地元GIは初V。今節は注目モーターをゲットして前検、初日からバリバリ気配。強烈な伸びに、回り足も日に日に上向かせて節一仕上げ。悲願の地元記念を制覇して、次なる目標はSGタイトル。今の充実度なら当然、夢ではない目標だろう。