尼崎
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地元の稲田浩二と高野哲史が頂点目指して突っ走る/尼崎センプルカップ
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3日目を終えて予選突破圏内、圏外の選手が分かれてきた。そしてその圏内の中に地元の両雄・吉川元浩と魚谷智之の名前がない。魚谷は初日に帰郷、吉川は注目機を手にしながら4日目連勝でも6点に届かず相手待ちの状況。それでも吉川は「調整ミス。レース後にすぐに整備し直した」と気持ちは折れていない。予選突破ならずとも意地の一撃には当然期待したい。
その地元両雄に代わって稲田浩二と高野哲史が大ハッスル。奇しくも3日目を終えて得点率も1,2位。稲田は「出足も良くなりバランスも取れてきた。伸びも高いレベル」と変わらず自信の仕上がり。高野は「合ってなかったしまだ普通」とコメントは慎重だが初日を思えば大分マシでリズムの良さが際立つ。世代交代の言葉を使うにはやはり優勝の二文字が必要。頂点目指して突っ走ってもらいたい。
さて本日は少々趣向を変えてみる。モーター差がある今節、出ている選手は大体一通り載せた。逆に銘柄級の選手や成績をまとめている選手の中にも気配が平凡なパターンがある。つまり実力上位でも過信禁物パターン。白井英治は「普通だなあ」と初日からトーンは変わらず、桐生順平も「悪くはなってないが普通くらい」と強気のコメントはない。大敗なく着をまとめる森高一真にいたっては「やっぱり厳しい!特に直線でやられる」と完全な苦笑い。石野貴之も「調整ズレて出足になってなかった」、西山貴浩も「8パターンくらい調整は試したが出方はワンパターン。きつい足です」と調整苦心中。人気は集める面々だが、テクが勝つかモーターが勝つか、4日目の見所としたい。