川野芽唯が連勝で得点率トップ/常滑ヴィーナスシリーズ第11戦

3日目は川野芽唯が連勝。前半3Rが2コースから、後半9Rは4コースからともに豪快なまくりでの白星だった。「雰囲気は良さそう。2日目が一回走りだったので、エンジンやり直してドリームの時から良かった。今日はさらに上向いた感じですね。競ってないのでハッキリは分からないけど、伸びは普通で出足や握った体感がいい。あとは行き足だけ気になるので、そこが良くなれば…。ペラはこれでいけそうなので、微調整ですね」と。日毎に機力アップに成功し、今では上位の一角を形成。得点率でもトップに立ち、Vへの視界が広がった。

連勝は4で止まったが、得点率2位の平高奈菜もトップ通過へ虎視眈々。「(後半は)レースの失敗。離れはいい方だけど、ベテランの中に入ると…、ちょっと出方が甘かった。足は普通ぐらいだが、23％ということはない。回転は落とせない感じ。ハンドルの入り方は、後半が一番マシだった」と機歴を思えばよく動いている。それはさすが平高と言ったところか。

3位に地元エース・細川裕子。こちらはオール3連単と堅実なレース運びが光る。「回転を抑えて行った。足は変わらず良いままで、今日は出足も悪くなかった」とこちらは2日目から平行線。よく言えば順調に推移しているということだ。

ボーダー近辺に目を移せば、17位タイにはレース足のいい柴田百恵。「前半は調整失敗してた。その反省を踏まえて、今の足は良かった。しっかり調整できれば足はすごく良くて、特にターン回りがいい」それならば、予選突破の期待は大。19位の喜多須杏奈は4日目が1R1枠一回乗りと大チャンス。「ペラを叩き変えて回り足は良くなった。でも、それ以外の足、伸びなどは劣勢。ペラの調整と整備も考えてみる」と不安はあるが、このチャンスは逃せない。