平高奈菜が土つかずの3連勝/常滑ヴィーナスシリーズ第11戦

2日目のメイン2ndドリームは、人気を背負った細川裕子がイン逃げで勝利。1マークはややターンマークを外す旋回だったが、そこからグッと舟が返って鎌倉涼のまくり差しを完封。出足の良さが光った。「手前以外はいい。返ってくる足には自信を持っていた。手前はなかなか合わせられないけど、それは昨日からずっとで…。でも、いいところもありますからね。回った後の足はかなりいいし、戦える足は全然ありますよ」と新ペラをすぐに仕上げてきた。

2着は5コースからまくり差した川野芽唯。「ギヤをやり直した。感触は良くなり、舟足のバランスは悪くない。ただ、1周1Mはいいが、周回を重ねると回転が落ちてくる。そこをペラで良くしたい」と気配アップと同時に課題も見つかった。

平高奈菜が土つかずの3連勝。「前半はターンで滑っていたので、調整をやり直した。ピット離れが凄くいいし、ターンで滑るのが直って押していた。3走目が一番いい状態で、中堅上級ある。ゾーンが狭いので、もう触らない方がいいかも…」と。外枠ながらピット離れで飛び出し、1・2コースを奪取。低調エンジンが平高の手で一変した。

他では魚谷香織、戸敷晃美がオール2連対と好走。魚谷は「足はいい、良さそう。1周2M失敗した。回転が足りないので、ペラの調整をする」、戸敷も「初日は起こしや行き足があまり良くなかったけど、エンジンを洗浄してその辺りが良くなった。ターン回りもいいし伸びも普通はある。足は特に気になるところはない」と上位級の気配。宇野弥生、岩崎芳美も好調で、まだまだV争いの行方は分からない。