今節の目玉は平高奈菜/常滑ヴィーナスシリーズ第11戦

今節の目玉はやっぱり平高奈菜。SG宮島「第49回ボートレースオールスター」で優出し、女子トップレーサーのひとりとして君臨する。その平高は当地を超ドル箱プールとする。過去5年で5節の出走歴があり、優勝3回、準優勝2回の好成績なのだ。今回引いた27号機は2連対率23％の低調機。それでも、「伸びは分が悪いが、回り足は良かった。回転が上がっていて、悪くはない感じ」と慌てた様子はない。今節もシリーズリーダーの期待は十分持てる。

初日1stドリームで打倒平高に燃える面々。4枠を与えられ、得意のS一撃なるかは地元の宇野弥生。しかし、こちらも引いた54号機は2連対率28％のお世辞にもいいとは言えないエンジン。「足は特に……。回転の上がりにしても足にしても普通ぐらい」と言葉少なめにピットを後にした。展示タイムも出ていなかったし、正直、上積みは欲しいところだろう。

気配で言えば魚谷香織、島田なぎさが優勢だったかも。魚谷は、「ペラ叩いて行ったけど感触は悪くない。直線も出て行くことはないけど悪くない。回転が上がってくればいい方向にいきそうなのでしっかり調整する」とまんざらでもない様子。一方の島田も、「足はまだよく分からないけど下がることはなかったです。乗り心地も普通くらいある」と悪くない手応えだ。

残るふたりは山下友貴に富樫麗加。「足はどうなのかはっきりしなかった。ターンで少しすべる感じはあったんですがまだペラもやっていないし、明日乗って調整を進めてみたい」が山下。富樫は、「回っている感じはあった。ただ、ちょっと回りすぎでターン回りとかに影響がありそう。少し回り過ぎの分、下がっていた」と。波乱を起こすためにもパワーアップが必要か。