機力引き出した林美憲が2日目連勝！

「中日スポーツ シルバーカップ」は2日目が終了。初日のイン逃げは4勝だったが、2日目は1Rから1号艇が5連勝、最終的には8勝とインが幅を利かせた一日だった。

まだ「重い」との声は聞かれたが、調整と時間の経過で回転が上がってきているのが成績に結びついていることは事実だ。2日目唯一の連勝を果たしたのは林美憲。「伸び型でエンジンはいい」と初日から好感触を得ていたが、「初日はペラが開いていた」と万全の調整を施し、「グリップ感があるし、良くなっている。この方向で行きたい」と機力をしっかりと引き出した。

「前操者が新人の子だから、内向きの足じゃない」と前検日からペラ調整に集中していた深川真二は2日目も2、1着とオール2連対をキープ。「行き足は問題なくなってきたし、上積みしています」と調整手腕を発揮。「やりすぎて回りすぎてる感じだから、これからペラを点検してみる」と現状に満足せず、ペラと向き合う姿があった。3日目は45回目の誕生日を迎えるだけに、連勝で自らを祝うか注目だ。

初日連勝した大場敏は前半8Rで6着に大敗。後半12Rは逃走劇を披露したが、「ピット離れが出なかったし、タイム類に色がつかないってことは中堅ってこと」とさばさばとした表情で機力劣勢を吐露。岸本隆は3、5着と後退したが、スリット後の加速は変わらず鋭く、看板機らしい気配を見せていた。「まだノーハンマー。2M失敗したけど、足はいいからこのまま行きます」と巻き返しを誓った。