初日ドリーム戦は石塚久也に注目！

「中日スポーツ シルバーカップ」が6日間の日程で開催される。前検日は気温22度。向い風が吹き続け、涼しさを感じさせる中で試運転、スタート練習が行われたが、多くの選手が「重かった」と回転不足を訴え、好感触を得た選手は少なかった。

そんな中、好感触を得たのは、前節優出3着だった12号機の酒井俊弘。こちらも「重い感じがした」と言うが、「ターン回りや乗り心地が良かったし、足自体も悪くない。このまま走ってみたいです」と終始、笑顔。柘植政浩は2連対率23％ながらも「そんなに悪くなさそう。班ではいいエンジンが揃っていたけど、下がることはなかったし、平野和明選手とは回ってからの足が一緒でしたよ」と、前節の優出機と比較しても遜色ない動きだったようだ。

直線気配なら坪内実。「ぐんぐん出て行く感じではないけど、スリットで追いつく感じがあった」と手応えをつかんでおり、スタート練習で同じ班だった宮迫暢彦が「坪内さんに伸びられました」と。好配当の主役を演じても不思議ではない。

初日12Rのドリーム戦6選手では石塚久也に注目。白水勝也と近江翔吾が「石塚選手が出ていた」との証言があり、石塚は「下がることはないし、浜名湖にしてはスタートが勘より早かった」と行き足、伸びに関しては好感触を得ている。今期は早々とフライングを切っているだけにスタートには注文がつくが、前検通りの力を発揮すれば強豪揃いの今シリーズを牽引する可能性は十分だ。