徳増秀樹がイン速攻でVを狙う！

「中日スポーツ後援 湖西市長杯争奪戦 黒潮杯」は5日目に準優勝戦が行われ、ベスト6が決まった。準優1号艇の大場敏、星栄爾、徳増秀樹は優出を果たしたが、11Rの星は吉村誠のまくり差しを許して2着に敗れた。「スタートを遅れたのもあるけど、気象条件に合わせ切れてなくてターン足がもう少しでした」と敗因を明かす星だが、優勝戦が4号艇となったのはむしろ好都合。もともと行き足から伸びには自信があり、「ダッシュなら伸びを活かせるし、バチッとスタート行けばのぞく。しっかり合わせていきたいですね」と持ち味の積極策で優勝を狙う。

その星を警戒するのは、優勝戦のポールポジションを獲得した徳増。「伸びは負けることないし、ターン回りも大分仕上がってきました」と万全の仕上がりとなったが、「メンバー的に厳しいし、自分のレースをするだけ」と気を引き締める。星の強襲を蹴散らし、イン速攻で浜名湖18度目の優勝を狙う。

10Rを制した大場は「今節初めてチルトをマイナスにした。こっちの方がグリップは良かったな」と調整の方向にブレはない。その準優で敗れた菊地孝平から、「レースする前から(大場)敏さんが全体に良さそうでした」という証言もあり、大場も勝負可能な仕上がりとなっている。予選道中では「(服部)幸男さんとか、坪井(康晴)、深谷(知博)がいない分、俺が頑張らないと」と主力選手としての責任も感じながら、人気に応える走りを見せてきた。優勝戦は2枠。絶妙な差しハンドルで逆転Vを狙う。