坪内実と高野心吾が好走！

「年度末謝恩！マンスリーBOATRACE杯」は2日目が終了。3連休の真っ只中でスタンドは早朝から多くのファンで賑わっていた。

谷野錬志と新井英孝の連勝はストップしたが、すべて舟券に絡む活躍。谷野は伸び、新井は出足がセールスポイント。ただ谷野は「前半(3R)では渋谷正義さんの方が良かったし、初動からターンのつながりが気に入らないですね」とトーンダウン。前節の原豊土も出足、ターン回りの強化を課題としていただけに、23号機の底力を何としてでも引き出したい。新井は「伸びるし、ターン回りもいい。エンジンは問題ないです」と37号機に太鼓判を押す。3日目以降は相手も強化されるが、自慢の機力で快進撃を続けたい。

谷野が絶賛する渋谷正をはじめ、山田祐也、金子順一、渡邉雄朗の直線気配が光る。渋谷正は「リングを換えて、起こしから行き足が良くなってる。前検は普通だったけど、今は勝率に近い感じになった」と整備力を発揮。「あともう少し伸びて欲しいね」と更なる上積みを狙ってレース後は作業を続けていた。金子順は展示タイムが抜群。「足は変わってない」と言いながらも、実戦での伸びも鋭さを増しており、一発は十分可能だ。

山田と渡邉は「伸びは上位」と胸を張る。山田は「レースに行って伸びがいいですね」と初日から好感触。「ターン失敗しても出ていくし、この足を活かしたい」とレースに集中だ。渡邉は6Rで5カドから豪快にまくり、「2号機復活です！」と笑顔を見せた。「行き足や手前は普通だけど、この伸びは落としたくない」と、特長を最大限に活かす。

伏兵陣では坪内実と高野心吾が好レースを展開。坪内は初日から行き足が軽快。「中堅より少し上。上積み狙ってリングのローテーションした」と3日目の展示気配には注目。高野はリング1本を交換して「小回りして4等から3等に上がれたし、出足はしっかりしています」と整備の効果はてき面。「隣がいつも赤プレート(高勝率機)だから、伸びは劣勢に感じてしまうけど、気にしなければ悪くないのかも」と前向きな姿勢で、好配当の使者となりそうな予感だ。