前節V機は地元・谷野錬志が獲得！

「年度末謝恩！マンスリーBOATRACE杯」が18日に開幕する。1月の周年記念以来となる6日間のロングラン開催となるが、看板モーターのほとんどはB級選手が引き当て、波乱ムードが漂う。エース66号機は中村格、近況優出ラッシュの34号機は木村亮太、24号機は別府正幸、25号機は須藤隆雄が手にして、それぞれの走りに注目だ。

A級では前節Vエンジンの23号機を地元・谷野錬志がゲットした。前節は原豊土が伸びを強力に仕立てたが、谷野は「グイグイ出ていくことはない」と言いながらも「気になる所はないし、良さそうですね」と手ごたえは悪くない。「自分の乗り味を求めてペラを調整していきます」とバランス良く仕上げて優勝戦線に名乗りを上げたい。

看板機がそろった5班のスタート練習では、須藤が「奥田(誠)と市橋(卓士)が出ていた」と。奥田は「浜名湖はスタートが届かない印象があるけど、思ったより届いていた。須藤選手に『行き足がいいね』と言われたし、その通りなのかも」と半信半疑ながらも感触は悪くない様子。市橋は「ペラを叩いて5班では余裕がありました」と上々の手応えを掴んでいる。鈴木賢一の欠場によってドリーム戦の出走が決まり、意欲は増すばかりだ。

ドリーム組では48％の62号機を得た山田祐也にも注目だ。前節は大川茂実が「ノーハンマーで過ごしたのは初めて」と言うほどに機力を信頼しており、連日行き足の鋭さを見せていた。山田は「回りすぎていた感じだけど、悪くないと思います」と及第点の評価。フライング休み前で早いスタートは行けないが、機力をしっかり引き出せば台風の目となりそうだ。