宮田龍馬
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“就職先”はボートレーサー一択!/BTS姫路イベントレポート・宮田龍馬

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6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。8月17日は兵庫県姫路市にあるBTS姫路で、同県出身の宮田龍馬によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。

ボートレーサーを目指したきっかけは?

中学、高校と野球をしていたのですが、体が小さかったので中学の頃にはプロ野球選手になるのは無理だなと諦めていて…。それでもプロのアスリートとして生きていきたいという思いがありました。友達のお父さんから「体も小さいし、ボートレーサーをやってみないか」と言われたことを、高校3年生の時に「モンキーターン」を見て思い出しまして(笑)。実際のレースは見たことがなかったのですが、めちゃくちゃカッコいいし、面白そうだなと思って、ボートレーサーを目指しました。

ご両親から反対されませんでしたか?

反対はされませんでしたが、工業高校に通っていたので「就職すればいいのに」とは言われましたね。でも人と違うことがやりたかったので、ボートレーサー以外の選択肢はありませんでした。
2回目の受験で合格した時、母が泣いて喜んでくれたので、それが一番嬉しかったです。

地元の尼崎で初1着を取った時はどんな気持ちでしたか?

2コースからまくったんですが、「もう一生、勝てないんじゃないか」と考えてしまうくらいに追い込まれていたことは覚えています。水神祭までの2年間はめちゃくちゃ長くて、気持ちが焦ってフライングをしてしまったり、レース場へ行くのが嫌になっていた時期もありました。
1着を取れた時は本当に気持ちが楽になりましたし、家族や友人もめちゃくちゃ喜んでくれました。

目標とする選手はいますか?

師匠の高野哲史さんと、高野さんの師匠の吉川元浩さんに憧れています。高野さんはレースに関してはめちゃくちゃ厳しんですけど、普段はすごく優しい方です。

自身にとってヤングダービーはどんな大会ですか?

ずっと目指していたGIなので、出られることは嬉しいです。でも結果を出せなければ意味がないので、予選突破はしたいです。他のGIに比べれば若手ばかりなので、気が楽なところはあります。水面では同世代のライバルを意識してしまうのですが、意識しすぎも良くないですし、みんな強い人ばかりなので胸を借りるつもりでやってきます。

ボートレーサーを目指す方へのメッセージをお願いします。

減量とか、しんどいこともありますが、勝ったら嬉しいですし、結果が伴えば自分のやる気もどんどん上がる。成績に見合った収入もあるので、そこが一番の魅力かなと思います。
養成所に受かるのは難しいですけど、選手になってしまえば本当にすごく楽しい仕事なので、ボートレーサーはめちゃくちゃ夢があります!

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