渡邉和将
渡邉和将

浜名湖

オープニングレースから19万舟の大波乱/浜名湖静岡県知事杯争奪戦

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ボートレース浜名湖のGI「浜名湖賞 開設70周年記念 静岡県知事杯争奪戦」は27日が開催3日目。オープニングレースでは20万近い大穴舟券が飛び出した。立役者は6号艇の渡邉和将。大外からコンマ03のトップSを踏み込んで、そのまま内を飲み込みにかかる。慌てて先まくりに出た中澤和志とイン篠崎元志は大きく流れ、渡邉は空いた内懐へ冷静にまくり差しをねじ込んだ。3連単6-3-5は19万7460円のビッグ配当。渡邉は「足はずっと良かったけど、ここまではレースがチグハグでした。2日目のレース後に安定板が取れるのを想定して調整。うまく対応ができました。向きが良かったですね」と笑顔を見せた。

3Rまくり差しで万舟券を出した池永太は、「足は良くない。操縦性だけです」と展開の利を強調。峰竜太は6号艇で登場した5Rで、前付けへ出た湯川浩司に乗じての3コースを奪取。展開を捉えて差し抜け、ここも万舟決着になった。峰は「どんどん良くなっている感じがする」と話しており、"舌好調"モードだ。8Rでインから堂々と押し切った上野真之介はオール3連対を継続。「準優が目標だったので、目標達成です」と笑顔が弾けていた。

その8Rで3着だった深谷知博と5着に終わった濱野谷憲吾は、共に予選最終日は絶好枠からの勝負駆け。得点率16位タイの濱野谷は3着条件、20位の深谷は2着条件。濱野谷は「まだ回転を余してるが、マイナスだと体感が良くないのでペラ」と話し、連日整備を繰り返している深谷は「何とか中堅になっている」と前を向く。4日目11R、12Rはプライドを懸けた走りに注目。

11Rで4万舟券、12Rでは3万舟券と、3日目は波乱決着で幕を閉じた。立役者となった中澤は「たまたまっすよ」と話していたが、得点率16位タイと準優圏内に踏みとどまっている。森高一真は14位タイで「出足に関してはだいぶ良くなっている」なら、予選最後の9R1枠戦はしっかり押し切るか。