西山貴浩が2連対率ナンバー1エンジンに厳しい表情/常滑トコタンキング決定戦

ボートレース常滑のGI「開設70周年記念競走トコタンキング決定戦」は1日に2日目を開催。一番目立っていたのは森高一真だ。前半はまくり差して2着だったが、先頭を走る権藤俊光に肉薄。後半は断然人気のイン岡崎恭裕を2コースからジカまくりで仕留めた。元から評判は高かった60号機でパワフルに見えるが、本人は「体感ではそこまでいい感じはしない。悪い足ではないし、トータルでは足はいい方だと思うが、出足というか、コーナーのところがしっくりきていない。スムーズではないね。本体も見てみたいが、良いエンジンだというのでどうするか考える」と課題を口にしていた。3日目以降、上位エンジンとの対戦に注目したい。

萩原秀人はここまでオール2連対と好調。「変わらず前操者のままでいいと思います。どこがってことはないんですけどね。1周1マークは少しロスしたところもあるけど、レース足がいいと思う」と、納得の表情。入海馨も2、1着でオール2連対。「初日からターン回りは良かったけど、調整してさらに良くなった。早めに来ましたね。そこは自分好みで、最近の中では一番いい。直線は普通で似たり寄ったり。ここまでは順調すぎますね」と思わず笑みがこぼれた。

一方でV候補の馬場貴也が負傷帰郷。昨年の当地ボートレースダービー覇者の脱落は非常に残念だ。他にも心配なのが西山貴浩。パートナーの15号機は勝率・2連対率ナンバー1エンジン。しかし、「昨日より良くなったとは思ったけど、スリットから下がる。ペラの回転は合ってるのに、足合わせでもやられる。全部換える」と厳しい雰囲気だった。