濱野谷憲吾
濱野谷憲吾

常滑

多彩なレースで盛り上がった今シリーズを制したのは濱野谷憲吾!/常滑トコタンキング決定戦

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ボートレース常滑のGI「開設70周年記念競走トコタンキング決定戦」は5日にシリーズの幕を下ろした。

今節は菅章哉のチルト3度に、下出卓矢のチルト2度。強力伸びの中田竜太が果敢にまくったりと、実に面白かった。「準優に乗るにはチルトを下げた方がいい時もある。でも、日曜日とか、ファンの方がせっかく見に来てくれたのに、菅は3度じゃないのかよってガッカリはさせたくない。ファンあっての選手なので…」と話していた菅は最後までチルト3度を貫き通して、最終日にはまくって2勝目を挙げている。

コース取りで勝負をする選手も多かった。白井英治の前付けは実に潔く、深い進入になってもターンで勝負できる技量も素晴らしい。西山貴浩は菅がいるレースで2度も前付けにいっている。もちろん、菅をマークするのもいい作戦だ。だが、あえて内でチャンスを探る姿勢に勝負師の姿を見た。

それが売り上げにも表れたのではないか。施工者の売り上げ目標は60億円だったが、終わってみれば69億6000万円と目標の116%を記録。次の11月のダイヤモンドカップも楽しみにしたい。

優勝戦の結果はこちら 常滑12R

優勝者コメント・濱野谷憲吾

「1マークは漏れたので心配したけど、良かったです。Sは届いてなかった。S展より大分突っ込んだつもりが1艇身だったので…。(3カドから)伸びてくる気配はなかったので、大丈夫と思ってた。

前検から感触は良かったので、今節はのんびりできた。風が逆になるって予報だったので、回転上げ気味でいった。今節はいい流れでいけましたね。クラシックの権利が取れたのは大きいし、これからはノビノビできますね。スピードだけならまだ若手にも負けないと思ってる。今日は漏れたけどたまたま逃げられて、これからはこんなことがないように頑張ります」。