チルト3度を駆使する重富伸也が悲願の初優勝を目指す！

ボートレース下関の海響ドリームナイター「創刊75周年記念スポニチ金杯争奪戦 準優進出バトル」は9日が最終日。8日は準優勝戦が行われた。

まず9Rは山田雄太が逃げて、チルト3度の重富伸也がアウトから2着に入った。山田は「今節で一番いい。ターン出口が良かった。トルク感が合ってタイムも出ていた」と機力アップに成功。重富は「同体から伸びて行きましたね。ターン回りが悪いのはしかたがない。抜かれないように走りました。優勝戦も準優と同じセットで、気象条件に合わせて微調整をするくらい。優勝戦でも全速で行ければ伸びると思う。エンジン的には初優勝のチャンスはあると思います」と悲願の初優勝を目指す。

10Rは藤原啓史朗が逃げて、強力な舟足の小畑実成が2着。インから押し切った藤原は「ペラが合えば全部の足が中の上か上位の下くらい。Sは普通に行けると思う」と強調。優勝戦は深川真二が重富か小畑のまくりに抵抗すれば、差し切りも狙える。 前節優勝エンジンの小畑は「回ってからの押しが良くて、その足で今節は着が取れている。優勝戦もこのままで行く。ただ、重富選手の伸びはすごいね」と機力はトップクラス。

11Rは深川が貫禄の逃げを決めて、谷野錬志が鋭いターンで2着。 深川は「準優のSは勘通りと言えば勘通り。足は普通に毛が生えたくらい。準優はもやが出てちょっと重かったけど、もやがなければちょうど良かったと思う」と強調。足は抜群ではないが、優勝戦も逃げて人気に応えるか。 谷野はスタートで後手に回ったが、鋭い旋回でカバーした。「スタートで遅れてしまったけど、そこから伸び返していたし、伸びはいいと思う。回り足も自分の好きな感じになっているし、自分の中ではそこそこいっている。入れるなら5コースから行きたい」とコメント。優勝戦はアウトから見せ場を作りそうだ。

優勝戦の出走表はこちら 下関12R