大廣咲季
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平和島

大山千広が大敗しトップから一時後退、大廣咲季は嬉しい水神祭/平和島ヴィーナスシリーズ第2戦

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ボートレース平和島の「マクール杯 ヴィーナスシリーズ第2戦」は17日に3日目が開催された。

夏日の一歩手前まで気温が上昇して追い風、気圧は台風通過時に匹敵するほど落ち込んだのがシリーズ2日目なら、3日目は回転が上がる条件だったが向い風の強弱が細かく発生。その風は集団Fを誘発したり全体的なスリット隊形に遅れを生じさせるなどして、展開を乱した。

その乱れが人気薄のアウト勢の台頭をうながし好配当を演出する一方、外枠へ回ったドリームメンバーが大敗する現象も頻発。その最たる例が3Rで、2日目まで4連勝と絶好調だった大山千広が6着大敗。8Rでは細川裕子が6枠から4着に敗れ、また11Rではそれまでオール3連対と堅調だった浜田亜理沙も6枠で5着大敗。勢力図には変化も生まれた。

対する伏兵陣では刑部亜里紗が連勝。2日目は2戦して共にコンマ42という遅い仕掛けに終始したのが嘘のように、3日目は風の変化が著しい中でも好スタートを連発。前半4Rではまだ不慣れなイン戦をこなして逃げ切り、返す刀で後半11Rは4コースからのまくり差しを決めて勝利。浜田と1枠・藤原菜希が敗れたこともあって、3連単は3万6千円台の大穴に。刑部は穴党の期待にも応えてみせた。

更に大きな配当になったのは7Rで、その時の立役者となったのは131期新人の大廣咲季。6コースからの差しが見事にハマリ、これが嬉しいデビュー初勝利だった。3連単6-3-1の配当は232,210円。元々オッズが割れることが多い当地でこのような巨額配当が生まれること自体が「珍事」であり、配当額が対岸のビジョンに映し出された瞬間、当地では滅多に見られない数字に驚いたスタンドのファンがどよめいた。

シリーズは折り返し地点を過ぎ、ここから後半戦へ向かう。現在の得点率トップは深川麻奈美。今節は高い事故率を抱えての参戦であり、期末という点もあって活躍を危惧する声も聞かれたが、その不利を直近好調の56号機が補い、深川は粘り強い走りで活躍。3日目は向い風が吹く中でも、チルト3にした堀之内紀代子のまくりを抑えて逃げ切りに成功しており、深川の気配の良さが光っている。

前日とのランク変動を表しています。
...2ランク以上UP
...1ランクUP
...変化なし
...1ランクダウン
...2ランク以上ダウン
エンジンパワーランキング
5上位級 廣中 智紗衣 深川 麻奈美
4中堅上位級 田村 美和 土屋 千明 浜田 亜理沙 後藤 美翼 高石 梨菜 勝浦 真帆 大山 千広 下野 京香 中村 かなえ 上田 紗奈 刑部 亜里紗 大廣 咲季
3中堅級 永井 聖美 茶谷 桜 堀之内 紀代子 金田 幸子 鈴木 成美 平田 さやか 稲生 夏季 樋口 由加里 坂 咲友理 中澤 宏奈 土屋 実沙希 大橋 由珠 寺島 美里 中田 夕貴 梅内 夕貴奈 山崎 小葉音 佐藤 ほのか 飯塚 響 神里 琴音 山田 理央 松田 真実
2下位級 細川 裕子 大澤 真菜 櫻本 あゆみ 清水 沙樹 藤原 菜希 倉持 莉々 孫崎 百世 安井 瑞紀 大石 真央