
平和島
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ボートレース平和島の「マクール杯 ヴィーナスシリーズ第2戦」は16日に2日目が開催された。
今シリーズは春の目まぐるしい天候の変化にさらされており、雨が降って気温が下がった初日に比べると2日目は大きく気温が上昇、同時に気圧が大きく落ち込んだために再調整を迫られる選手が大半を占めた。 回転を思い切って上げるという方策を選んだ選手が多かった印象で、その調整がうまくいく選手とそうでない選手の泣き笑いは成績面にも直結することとなった。
天候の変化はスリット隊形の乱れを呼び起こし、そのバラつきは伏兵クラスのまくり駆けという、穴党が最も喜ぶ展開を幾つも引き起こす要因と働いた。
新年度より、当地では一般戦の予選道中の5Rが「東京ベイランチ」と命名され、1号艇にはA級、他の5人がB級というシード番組が新設されたが、2日目はその1枠となった浜田亜理沙がスタートで立ち遅れてしまい、3コースだった大橋由珠のまくりを許す一幕が。 ここで万舟券を「提供」した浜田だったが、後半10Rでは逆に立ち遅れた内枠勢に対して寺島美里がカドまくりを仕掛け、そのまくりが飛んだところを、うまくまくり差して1着。外枠から勝って再び万舟券提供の立役者を演じるという、本命党にとって皮肉な結果を生み起こした。
3日目は他にも藤原菜希、細川裕子といったA1級メンバーがインで惜敗。両者は7Rで直接対戦しており、この時細川が3コースからまくり差しを決めて1枠だった藤原に先行したが、細川は2回乗りの後半、今度は自身が1枠の時に深川麻奈美の4コース全速を止めることができずに2着一杯。細川を破った深川は2日目の2回乗りを連勝としており得点率を大幅に上昇させたが、自身は高い事故率を抱える状況でもありスタートに課題を残す。
3日目はまた気象条件が大変動して気温が下降、強めの向い風という予報が聞かれる。3日目の深川はスロー枠が2回。9Rでは1枠で登場し人気を集めるが、ここでは伸び一発という決め手がある堀之内紀代子がダッシュ枠に組み込まれており、深川とて安穏とはしていられない。
初日に連勝発進を飾った大山千広は2日目、3コースからのまくりで連勝を3に伸ばした後、メインカードの「レディースDR」ではイン速攻を決めてついに4連勝。3日目は3R6枠での1走。ここまで伸びを活かしつつ速攻レースを続けてきた大山だが、実はここまで1マークで差しに構える場面が一度もなく、競ったシーンにおける足の良悪はまだ未知数。3日目は出足の仕上げという宿題に取り組み、克服することが求められる。
5上位級 | 勝浦 真帆 下野 京香 |
---|---|
4中堅上位級 | 田村 美和 廣中 智紗衣 土屋 千明 深川 麻奈美 浜田 亜理沙 後藤 美翼 大山 千広 |
3中堅級 | 永井 聖美 茶谷 桜 細川 裕子 鈴木 成美 平田 さやか 大澤 真菜 樋口 由加里 坂 咲友理 中澤 宏奈 高石 梨菜 土屋 実沙希 倉持 莉々 大橋 由珠 寺島 美里 中田 夕貴 梅内 夕貴奈 中村 かなえ 上田 紗奈 佐藤 ほのか 飯塚 響 神里 琴音 刑部 亜里紗 山田 理央 大廣 咲季 松田 真実 |
2下位級 | 堀之内 紀代子 金田 幸子 櫻本 あゆみ 稲生 夏季 清水 沙樹 藤原 菜希 孫崎 百世 安井 瑞紀 山崎 小葉音 大石 真央 |
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