白井英治がまくり差しと逃げで初日連勝

海響ドリームナイターのボートレース下関「COME ON！FM CUP」は30日に開幕した。

昨年のグランプリ覇者・白井英治がまくり差しと逃げでただ1人ピンピンゴール。前半は並の選手なら入れそうにないところへズバッと切り込んだ。インで敗れた山下昂大は「白井さんのターンに感動しました」と鋭い旋回に脱帽していた。白井は「ペラはちょっと叩いた。まずまずくらい。乗り心地を含めて全部がまずまず。ペラをやるくらい」とコメント。足は問題なさそうだ。

2連対にまとめたのは当地周年ウイナーの吉田俊彦。ドリーム戦は競り勝っての2着。足はまずまずで中の上くらいありそうだ。「前半は1Mの掛かりが甘かった。乗りづらさが出ていた。ペラはまだちょこちょこしかしていない。乗ってチルトを考える」と。ドリーム戦はチルトマイナスを選択。これが「吉」と出たようだ。

そのドリーム戦で見せ場を作ったのが古結宏。惜しくも4着で舟券に絡めなかったが、ペラが合えばいい足になるかも。今期勝率6.20でA1復帰を狙う中村辰也は3着を2本並べてまずまずの船出。舟足については「初走の感じはターン回りは悪くなかったけど、伸びは田中浩之さんの方が良く見えました。その辺りを良くしたいですね」と話していた。

初のA1昇格を目指す岡村将也は機力劣勢。初日は1回乗りで5着の船出。「ペラは叩いたけどひどかった。操縦性も良くなかったし、直線、ターン回りも良くなかった」と、上積みがないと厳しいかも。