重成一人が予選を首位でクリア

海響ドリームナイターのボートレース下関「西日本スポーツ杯」は27日には予選が終了し、ベスト18が決まった。28日は準優勝戦が行われる。

準優9Rは馬野耀が初優勝した52号機を手に谷村一哉が逃走し、相手は2号艇の吉田拡郎で本命決着が濃厚だ。谷村は「足は良かった。伸び型ですね。乗りにくさがあった。合えばもう少し良くなりそうなのでペラ調整します。Sは自信を持っていけていない。エンジンはいいのであとは見え方ですね」とコメント。吉田は「ペラはまだ何もせずそのまま。前半は初めてイマイチでしたね。舟の向きが展示から良くなかった。伸びはちょっと良くて余裕がある。出足もちゃんと回れればいいですよ。このままいくと思う」と話す。

準優10Rは前節での動きがイマイチだったエンジンにもかかわらず、予選を2位で通過した芝田浩治が本命。イン1着率は85％とかなり高い。「足はバランスが取れてまあまあ。特徴は出ないですね。機歴を考えれば、こんなもんでしょう。スタートは勘は合ってきている。しっかり練習していきたい」とコメントしていた。

最後の準優11Rは予選を首位でクリアした重成一人の逃げ切りが有力。「胸を張れるところはないです。勝率通りの足ですね。トータルで少しずつ欲しい。前検日に記者さんからちょっとずつ悪いよ言われたのは解消されてません」と、こちらは機力に不満を残す。それでも当地は2節連続で優勝中。逃げて3連覇に王手をかけるか。

準優ボーダーは5.75で、山本浩次が滑り込み。原田秀弥は同率で並んだが、上位着順の差で惜しくも次点だった。原田は「出足がなくて進んでなかった。中堅は十分あると思うけど納得はしていない。バランスを取って調整する」と肩を落としていた。