谷村一哉が地元で大暴れの予感

ボートレース下関「西日本スポーツ杯」は25日から、来月1日まで5日間の日程で開催される。1年間使用されているエンジン、ボート、プロペラは今節が使い納めとなる。前検で一番時計を叩き出したのは優勝候補の一人、吉田拡郎だ。前検では同期の広次修が使用した31号機を乗り継ぎ好感触。「広次にはよくペラを教えてもらうし、信頼している。前検はペラそのまま。レースもそのまま行く」と同期に感謝しきり。ドリーム戦はイン1着率がかなり高く、スタートも早いタイプの吉田が逃げて人気に応える。

そのドリーム戦は2号艇の谷村一哉が吉田の相手筆頭となるか。Aランクの52号機をゲット。地元水面で大暴れの期待がかかる。前々回の馬野耀は悲願の初優勝を飾っている。「ペラはそのまま行って伸びは良さそうだった。スリットで少し余裕があった。ターン回りは乗りづらかったのでペラを確認する」とストレートは良さそう。手応えはまずまずで今節は楽しみだ。

重成一人は当地で2節連続優勝中だ。ただ、今節のエンジンはいたって平凡。前検の手応えについては「何もしていない。普通くらい。勝率通りと言えば勝率通り。思ったほど悪くない。特訓では寺本昇平選手が良さそうで他とは一緒くらい。ペラもきれいに叩いてある」とコメント。

今節好エンジンをゲットして期待できるのは寺本、下河誉史、貞兼淳二、石原凪紗らだ。この中で前検気配がいいのは寺本と下河。寺本は平山智加がキャリアボデーを換えて急上昇中のモーターだ。「機率はないけど下がることはなかった。悪い感じはしない。このまま行っても良さそう」とエンジン勝率以上の手応え。下河は前回、山田真聖が大穴を提供したエンジンで「出足が良さそう。山田選手が仕上げてくれている。スリットでも足負けはなかった。ピット離れが気になったけど、それはやり方かな。久しぶりにいい感触。余程おかしくならない限りはこのまま」としていた。