熾烈な得点率争いに注目/江戸川関東地区選手権

ボートレース江戸川「関東地区選手権」は12日、予選3日目が行われた。

シリーズ中日の3日目が終了。明日4日目に得点率トップで乗り込んだのは埼玉の若手ホープ畑田汰一と、江戸川純地元の大将である石渡鉄兵。着位差では現在畑田が一歩リードしており、4日目が互いに1走ずつの出番なので仮に同着だと畑田が得点トップで予選通過ということになる。

ただ、石渡が6R2枠に対して、畑田は11R4枠で骨っぽいところでの勝負。番組を比較しても分は石渡だ。その石渡、仕上がりの方もまずまずで「板に合わせて調整した。波には合っていましたね。乗り心地が良くて思ったより回り足がいいのかも。枠によってはスリット先の足も考える。板が取れたら昨日の状態に戻して調整をやり直す。現状の足に伸びがついたら文句ないですね」と欲はまだあれど、悪くないという状況のよう。

畑田の方は「安定板が付いたせいもあるが、もうちょっと前に出ていってほしい。安定板が付くと、他と差が縮まってしまう。安定板がなければ、全体的に上位級まで行かずでも中堅上位はある。予選トップとか準優好枠とか欲張らずに、明日も1戦1戦に集中」というところ。ちなみに畑田の11Rには3枠に師匠の中田竜太がいる。愛弟子のためにも中田は仕掛け勝負に出るのか？ただ、その中田も現在15位タイで勝負位置に。

予選順位の方だが、3位以下は長田頼宗、中澤和志、荒井翔伍、佐藤翼までが現在の6位圏で準優絶好枠をめぐる攻防になる。

ベスト18へは、今節は少々ボーダーハードルは高くなっている。現在15位タイに山田哲也、中田、金児隆太らが6.50で並んでいる。結果は6.20付近に落ち着きそうな印象ではあるが、いずれも気の抜けない勝負となっている。