2日目ドリーム戦は椎名豊が逃げ切り/江戸川関東地区選手権

ボートレース江戸川のGI「関東地区選手権」は11日、2日目を開催。メインの12R「G・R賞」、メンバーは椎名豊、福来剛、秋山直之、大池佑来、中田竜太、永井彪也。枠なり3対3の進入から、イン椎名がコンマ03の鋭い仕掛け。4カドから大池がコンマ09でのぞいて出たが、椎名を飲み込むまではいかず。椎名は綺麗なインモンキーで快勝。2着は大池、3着には永井が入った。

勝った椎名は「スリットの足が良かった。ということは伸びがいいのかな。ちゃんと競っていないので分からないが、たぶん回り足も大丈夫。回転の調整で現状維持かな。勝負駆けとか大事なレース以外はこれをベースに」と足の方もまずまず。2連対率30％の29号機からパワーを引き出している。

一方、2着の大池は「足がいいとは言い難いです。着を取れているのは、たぶんレースがしやすいからだと思う。ただ、このベタ水面で安定板が着くと重さがあって、ターンのしにくさはあった。このレースのしやすさは崩さず、もうちょっとゾーンの真ん中にいれたい。今はある程度入っているかなくらいなので。本当は本体も大幅にやりたいくらいの足だけど。成績ほどしっくりきていない。この前(周年)のエンジンの方が全然いいので、そこと比べると全然まだだな、と体感している」と足には満足していないようだ。

予選組では、埼玉若手の畑田汰一が5R1枠戦を逃げて日またぎの連勝に成功。「足は悪くないけど、乗り心地とか気温に合わせ切れてなかった。暖かくて影響あった。波を越える時とか、回転が回ってないな、とは思いました。初日からは特に調整はやってなくて、試運転で1周しただけ。あとは特訓行ったくらい。それで違和感がなかったから、そのまま行ったんですけどね。3日目は回転を回すくらいで、また乗って見て、ですね。全体的にいいと思うんですけど、伸びもすごい伸びるってほどではない。ちょっとずついい」と課題は残すものの、足はまずまずの様子。

周年で長田頼宗が1枠で優出したエース39号機とタッグを組む金児隆太が、逃げとまくり差しで連勝。「エンジンが良いですね。足は全体的に良い。1M回ってから押して行くし、向きも良いです。スローでもダッシュでも大丈夫だと思います。Sも少し様子をみたけど、手前からトップに上がる感じが良いし、行き足も問題ないと思う。他と比べても出て行く感じありますね。乗り心地も悪くないですよ」とエンジンの力強さを感じている。シリーズのダークホースとなるのか、注目だ。