住之江
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今年も馬場貴也の勢いは止まらない/住之江近畿地区選手権競走
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一昨年の第64回大会以来、2度目の近畿チャンピオンに輝いた馬場貴也。初栄冠の時は近畿地区の中でも挑戦者の立場だったが、MVPを受賞した今年はV大本命であり、迎え撃つ立場。そのプレッシャーに見事打ち勝って2度目の頂点を掴んだが、オール3連対VとMVPの名に恥じない圧巻のレース内容だった。
最大のターニングポイントとなったのは3日目8Rの6枠戦。ピット離れで5コースに入ると、馬場の代名詞とも言える“まくり差し”で快勝。並の選手であれば1Mは外に流れていくが、馬場はそこから舟が返ってくる。まさに異次元とも言えるターンでの勝利に場内も大歓声。この瞬間に誰もが馬場の優勝を確信した事だろう。4日目以降も安定した立ち回りで2連対にまとめ、優勝戦も文句なしの圧逃劇。これが今年初Vとなるが、2023年も馬場の勢いは止まりそうにない。今年こそ悲願のGP制覇に向け、このまま一気に駆け上がる。
優勝者コメント・馬場貴也
「めちゃくちゃ嬉しいです。今日は調整になかなか正解がでなかったので緊張していた。特訓でも体感が悪かったので、もう一回ペラを叩いて本番にはぶっつけで行ったので緊張しました。でも、いいスタートが行けたし、スリットで出てくる選手もいなかったので自分のターンに集中しました。水面も良かったので、いいターンができたと思う。今年は正月から不甲斐ない結果が続いていたので、今回はいいエンジンが引けて、結果も付いてきたので良かった。優勝できて本当に最高です。住之江は独特な雰囲気があるけど、これでまた強くなれたと思う。これからも1走1走集中して走ります」