遠藤エミ
遠藤エミ

住之江

遠藤エミを筆頭に女子勢の活躍に期待/住之江近畿地区選手権競走

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昨年ボートレース界に新たなる1ページが切り開かれた。遠藤エミが女子レーサー初のSG制覇を成し遂げ、2023年は遠藤がモデルとなったボートレースのCMも放送されている。その第1話のキャッチフレーズは「ボートレースの歴史が動いた」。まさに今年のボート界の顔であり、2月2日に行われた優秀選手表彰式典では「優秀女子」、「記者大賞」、「特別賞」の3部門を受賞。「たくさんのことを経験する事ができて、忘れられない1年になりました。たくさんの応援のおかげで結果を残せたと思います。ただ、悔しい思いもしたので、今年はその悔しさを晴らせるように全力で取り組みたいと思います」と昨年を振り返った。「もっと強くなって、面白いレースが出来る選手になります」と抱負も語り、今年も遠藤を筆頭に女子レーサーの活躍に大注目だ。

GI「第66回近畿地区選手権競走」では滋賀支部・遠藤、地元大阪支部・落合直子、福井支部・西橋奈未と3名の女子レーサーが参戦。最大の注目を集める遠藤は初日ドリーム1stの2号艇にも選出。エンジン抽選では2連対率3位のオレンジ機を引き当てニッコリ。「足合わせの感じだとグイグイ出て行く事はないけど、直線は良さそう。スタートの感じも悪くない」と早くも好気配。「このエンジンは知っている。QCの時に長嶋万記さんが出ていたのを見ている。しっかり調整をしたい。優勝を狙って行きます」と闘志を燃やす。

地元開催で気合いが入る落合は「チルト0.5だったのでマイナスに下げて行った。ペラが特殊なのは気になるけど、チルトを跳ねなくても全然イケるやん…と言う感じで足はいいですよ」とこちらも手応え十分。

西橋は一昨年のヤングダービー以来のGI参戦となるが地区戦は初デビュー。2日目ドリーム2ndでは5号艇に抜擢され注目度は高い。前検では少し緊張した面持ちながら、若手らしく積極的にピットを駆け回る姿が印象的だった。「1人で乗った感じは悪くなかったと思う。班でも直線は一緒ぐらい」と水準以上の動きで楽しみは十分。近畿地区の強豪が勢揃いだが、女子レーサーの勢いを味方に、ここでも大旋風に期待したいところだ。